今回は小児歯科治療における母子分離の当院の考え方についてお話ししようと思います。
私の卒業した大学では小児歯科講座が1番厳しく、当時の教授はそれはそれは非常に怖い人でした。
学生時代はその怖さの真の理由がわからなかったのですが、卒業して実際の小児の治療を重ねるにつれその真の意味がわかるようになってきました。その時の教えは母子は治療の際には分離すべきとの教えでした。
最初は私もその通りにやってきたのですが、最近のお子さんの教育の環境の変化によりどうもその状態では真の治療が得られないのでは?と思うようになり、現在では基本母子同室で治療を行っております。
保護者の方に治療内容を見ていただくことにより、今後虫歯にならないようなモチベーションを保護者の方に持っていただくというのが最大に利点であると考えております。
ですが、甘えてしまって術者の言うことを聞かなくなるような場合はあえて保護者と離すことで治療がうまくいく場合もありますので使い分けているところです。
お子様の治療が終わったらどんなに泣いていてしまったとしても後で褒めてあげてください。そうすることで次からきちんと治療できるようになります。決しておもちゃなどの"モノ"のご褒美ではありません。
誰のために何のために治療するのかをきちんと理解させることが大切です。
これが終わったら何か買ってあげるとかなどの交換条件などはその場では良いかもしれませんが、"次"が無くなります。
毎回お子様の治療に付き添うのは大変だとは思いますが、以上の理由からですのでご協力お願いいたします。
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