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投稿者: きたばたけ歯科医院

2024.03.06更新

 

こんにちは。院長の北畠です。

 

春は出会いと別れの季節。
3月に入り、惜しみながらも
級友や同僚との別れを
迎える方もいらっしゃるのでは
ないでしょうか。

 

環境の変化とともに
何かと忙しくなる時期ですが、
そんな時こそ
気に留めておきたいのが
いざという時の備え、
つまり「予防」です。

 

今回は
「むし歯にならないための予防」として、
デンタルケアの意識が高い
歯科先進国である
スウェーデンの取り組みをご紹介します。

 

 

あわや国家の危機に!?
むし歯大国だったスウェーデン

歯科先進国として
ご紹介したスウェーデンですが、
実は過去に多くの国民が
むし歯に悩まされていました。

その原因のひとつが
「甘いおやつ」です。

 

スウェーデンには
「フィーカ」と呼ばれる習慣があり、
仕事の合間であっても
午前と午後に1回ずつ、
甘いものとコーヒーを楽しむ時間を
設けています。

 

こういった習慣なども相まって、
やがて国民にむし歯が
まん延していったのです。

 

 

 

多くの国民が
むし歯治療を行うことで
国の保険料負担が増加し、
やがて国の財政が
苦しい状況になります。

そこで、スウェーデンは
国をあげて問題の解決に着手します。

 

まずイエテボリ大学教授で
著名なペール・アクセルソンと
ヤン・リンデが先導し、
長期間にわたる研究を行いました。

その結果、
「歯の健康を保つためには
予防が一番大切」
という結論に至ったのです。

 

この研究を経て
スウェーデンは国全体で
予防歯科に取り組むようになります。

 

その結果、2005年時点で
70歳以上の平均残存歯の数が
21本となりました。
当時の日本が16.5本だったのに対し、
大きく上回る数値です。

 

かつては国全体が
むし歯に悩まされるも、
予防歯科を推進したことで
ついには歯科先進国となったのです。

 

 

10%対80%!
日本とスウェーデンで決定的に違う「ある習慣」とは?

スウェーデンと日本の
大きな違いは
「保険で予防歯科を
カバーできる範囲」です。

この取り組みは、
言うなれば
「未来への投資」
とも言えます。

 

日本では
歯周病などの慢性疾患がない場合は
定期的なメインテナンスや
検診が原則として保険適用になりません。

 

一方、スウェーデンでは
1974年に歯科保健制度が導入されて以来、
定期検診にも保険が適用されているため、
「むし歯になる前に歯医者に行こう」
という考えが
幅広い世代に浸透しています。

その意識の高さを
裏付ける数字としてあげられるのが
「80%」という数字です。

 

 

 

この80%とは
「歯科の定期検診を受ける
スウェーデン国民の割合」です。

一方の日本は、なんと10%未満。
きれい好きのイメージがある日本人ですが、
予防歯科の中では
これだけ大きな開きがあります。

 

さらにスウェーデンでは
20歳ごろまで矯正や
インプラントを含む
歯科治療が全て無償です。

この取り組みの差が、
国民の意識に大きく影響を与えている、
と言えるでしょう。

 

ちなみに予防が定着した現在も、
甘いおやつを食べながら
コーヒーを飲む「フィーカ」
続けられています。

 

 

健康なお口の第一歩は
日々のセルフケアから!

日本もスウェーデンのように
保険の適用範囲がもっと広がれば…
と思いますが、
こればかりは国の方針に
期待するしかありません。

 

しかし、こうしている間にも
皆さんのお口の中では
むし歯や歯周病が
日々進行しているかもしれません。

 

健康なお口を保つために
まずは基本となるセルフケアを
欠かさず丁寧に行いましょう!

 

そして、気になる症状や
違和感があれば、
早めの受診をおすすめします。

 

歯科先進国に負けないレベルで、
最新の医療を受けられるのが
日本の歯科医院です。

 

 

 

適切な処置やクリーニング、
さらにブラッシングなどの
指導を受けることで、
セルフケアとの相乗効果
生まれます。

 

新生活を迎えるこの季節。
歯の予防に対する意識も
ぜひ一新してみては
いかがでしょうか!

 

 

 

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