子供も通いやすい歯科医院を目指して
「自分の歯がどうなっているのか分からない」「歯の中に器具を入れられて何をされるのか分からない」・・・そんな不安は、痛みにも繋がります。
今から痛いことをされると思い込んでしまうと、脱脂綿で歯を拭くだけでも痛みを感じてしまうものです。
当院では、お子さんに対しても、歯の状態や治療について具体的な説明をしており、不安の軽減と歯への意識向上を促しております。
そのため、泣いて治療をあきらめるお子さんはほとんどいません。
虫歯にならないために
フッ素塗布
歯を強くするために、フッ素を歯に塗布します。
当院では、さいたま市歯科医師会指定の薬剤を使用しており、既にたくさんのお子さんがフッ素塗布を目的に通院しております。
シーラント
奥歯の溝は、家庭でのブラッシングが行き届かず、むし歯になりやすい箇所です。
そこで、溝をあらかじめ埋めてしまうことでむし歯を防ぐのがシーラントです。
とても簡単な処置で済みますし、自分の歯を削る必要もありません。
■油断せず、丁寧なブラッシングを!
フッ素塗布やシーラントを実施したお子さんの中には、「これでもうむし歯にならない」と思い込んで、ブラッシングがいい加減になってしまう子がいます。
時には、親御さんがそういった勘違いをされることもあります。
しかし、言うまでもなく、フッ素塗布もシーラントも予防策に過ぎず、やった方が良いことは間違いありませんが、それでブラッシングを怠っていいということでは決してありません。
必ずブラッシングはきちんと続けるようにしてください。
全ての基本は丁寧なブラッシングです。
健康な歯をずっと守っていくために、お子さん本人にも親御さんにも、是非高い意識を持って頂きたいと思っております。
生活習慣の見直し
生活週間の中に、むし歯の原因が存在していることがあります。
その中でも最も気をつけなければならないのは間食です。
歯は、ものを食べる時には少し表面が溶けて(脱灰)、その後また固まる(再石灰化)というサイクルを繰り返しています。
通常の食生活ではこのバランスがとれているのですが、おやつを食べる頻度が多くなると、歯が元に戻るタイミングがなくなり、溶け出す一方になってしまうのです。
第二子、第三子が生まれて来て、上の子に大人しくしていてもらうためにお菓子をあげる頻度が多くなり、むし歯を引き起こすということもあります。
むし歯の原因は、何気ない生活の中にあるものです。
しっかりと原因を突き止めて、解決していきましょう。